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渋谷済生クリニック
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インスリン療法の未来|渋谷済生クリニック

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インスリン療法の未来

代官山駅まで歩いて12分、明治通り沿いにある【渋谷済生クリニック】です。

 

最近暑くなりマスクをされない方が徐々に増えてますが、それと同じく新型コロナウルスの感染者も増えてきています。
家族、友人のため人混みではマスク着用のご協力お願いします。

 

本日は糖尿病学会の話題の中から「インスリン治療の未来」の話題についてお伝えしていきたいと思います。

 

インスリンとは膵臓(すいぞう)で作られているホルモンの一種です。
インスリンは、食事摂取や肝臓で作られた血液内のブドウ糖を必要な細胞に取り込む役割を担っています。
インスリンは生活する上で不可欠な存在ですが、体内でインスリンを生成するのが足りない方のために、インスリン治療が行われます。

ただインスリン治療は一生続くため患者さんの治療負担が大きく、QOL(生活の質)の低下が問題になります。
QOLの低下を少しでも改善するため、現在では多彩なインスリンの開発が進んでおり、日本でも現在は1日1回注射するタイプのインスリンを週1回で済むような製剤が臨床試験(治験)中です。
この薬が発売されれば今までは毎日注射しなければいけなかったインスリンが、1回の注射で7日以上持続的に血糖を安定させ、患者さんの治療負担を軽減すると期待されています。

また、週1回のインスリンと現在すでに週1回の注射が可能なGLP-1作動薬の合剤、インスリンの飲み薬、血糖が上昇したときにのみ効果を発揮するインスリンなどの開発も期待されています。

また、血糖測定に関しては、当院でも採用しているリブレDexcomG6のような痛みの少ない連続的に血糖測定できる機器も増えており、スマホのアプリを利用してご家族にデータを共有していただくような方法も開発されてきております。

スマホアプリと連動して、インスリンの打ち忘れを防止するようなこともできるようになってきております。

日本医療は世界でもトップレベルなので、このように様々なインスリンや血糖自己測定機器などの測量の開発がなされることで、皆さまの糖尿病治療の負担が減り、病気を持ちつつも健康で快適な生活が送れるようになるとスタッフ一同期待しております。

 

糖尿病専門医:入江 聖子  監修:加藤 清恵

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