更年期(メノボウズ)と生活習慣病
【渋谷済生クリニック】医師でメノポーズカウンセラーの入江聖子です。
渋谷から恵比寿の明治通り沿いにある当院ですが、今明治通りは桜がすごくきれいに咲いているので散歩してみてください。
余談ですが、渋谷橋手前の明治通りにある歩道橋から広尾を見ると桜並木が一望できるので写真ものせているのでぜひ見てみてください。
(七分咲きくらいです)
今回から2回にわたり、「更年期」と「生活習慣病」について話したいと思います。
まずは「更年期」と「糖尿病」からお話します。
糖尿病の有病率は男女とも年齢が高くなるにつれて増えてきます。
下のグラフに示すように、男性では40歳ごろ、女性は50歳から増加していき、60歳を境に急激に増えていきます。
その原因の一つに閉経が関係しています。
閉経とは女性ホルモンの分泌が低下してホルモンバランスが崩れることを言います。
早期に閉経した方は通常の閉経の方よりも2型糖尿病が高率に認められるという研究結果もあります。
前回お話しましたように、更年期には女性ホルモンのエストロゲンが低下します。
エストロゲンは糖代謝に良好な働きがあり、エストロゲンが減ることによりインスリンの働きが悪化します。
閉経によるエストロゲン低下だけが原因かは明らかではないですが、加齢による基礎代謝や筋肉量の低下、肥満、それに伴うインスリンの働きの悪化やインスリン分泌の低下など、さまざまな要因で糖尿病が増加傾向になると思われます。
エストロゲンは加齢と共に減っていきますが、それを適応できるようにプラセンタ療法を取り入れてみるのもいかがでしょうか。
当院のプラセンタ療法についてはこちらからご確認下さい。
次回は更年期と生活習慣病第2を話そうと思います。