生活習慣病について
4月から入学、入社と新しく環境が変わる方や気持ちを切り替えて今まで以上に頑張られる方が多いと思います。
その中で健康面の不安や体調が良くないと学業や仕事を楽しむことができないため、糖尿病専門医療機関として渋谷済生クリニックで行っていること、生活習慣病に関することを少しずつですが発信していきます。
生活習慣病とはどんな病気?
糖尿病・脂質異常症・高血圧症・高尿酸血症・がん・脳卒中・心臓病など、生活習慣が発症原因に深く関与していると考えられている疾患の総称になります。
この中でも渋谷済生クリニックでは、糖尿病・脂質異常症・高血圧症・高尿酸血症等を中心に専門医が診療しています。
生活習慣ってなに?
生活習慣とは、食事・運動・休養・喫煙・飲酒など日々生活する上で行うことの総称を生活習慣と言います。
生活習慣病の日本人はどのくらいいるの?
令和元年の厚生労働省の調査によると、予備軍を含め3600万人以上いると言われています。
これは日本人口の28.8%になり、4人に1人以上が生活習慣病と言われています。
現在では新型コロナウイルス等で在宅勤務も増え、活動量の低下により生活習慣病の方は以前と比べ増えていると予想されます。
生活習慣病になっているかわかる方法ってあるの?
一般的には1年に一回行う健康診断で血圧、肝機能、血糖値、HbA1c(ヘモグロビンA1c)、尿酸値等の数値に異常があった場合に発見されることが多いです。
また、「太ってきた」、「食べても痩せていく」、「甘いものが欲しくなる」、「のどが渇く」、「トイレに行く回数が増えた」、「尿のにおいが気になる」、「残尿感がある」、「全身がだるく、疲れやすい」、「手足がしびれる」、「視力が落ちてきた」、「立ち眩み」、「足がむくむ・つる」、「やけどや怪我の痛みを感じにくい」等、今までと違うなと思い、医療機関で検査をした時に発見されます。
生活習慣病は症状が現れづらく、気づくのが遅くなり他の病気を併発してしまうことが多いです。
検査を行って何もなければ安心できますが、生活習慣病と診断された場合は完治するのに長い年月がかかる病気なので違和感があった場合は一度医療機関に受診していただくことをお勧めしております。
風邪といったものはすぐ治ることから安易にみられる方が多いですが、風邪も運悪く肺炎をおこしてしまうこともあるので、どのような病気でも大丈夫と思わず、医師に相談してみることが、日々楽しく長く生きることの秘訣だと思います。